ナンバープレートカバー、視認性試験を実施…国交省

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ナンバープレートカバー、視認性試験を実施…国交省
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視認性を妨げると苦情の多いナンバープレートカバーをどう規制するか。国交省自動車交通局は4日、市街地通行を想定したナンバープレートカバーの視認性実験を同日夜間に実施した。

この実験は同省自動車情報課が独立行政法人交通安全研究所に依頼して行ったもので、埼玉県熊谷市内のテストコースで行われた。

夜間に被験者がカバーをつけた実験車両を観察し、カバーをつけた状態とない状態ではどう見え方が違うのかのデータを収集。観察は乗車中と歩行者を想定した2つの場面設定で、20km/hで通過するカバー装着車両のナンバーが読み取れるどうかテストした。

被験者はゴーグルを装着し、通過センサーに連動して視界を遮断するシャッターが約1秒間開いている間にナンバーを視認する。

試験に使用されたナンバープレートカバーは、透過率70%、74%、78%、83%、89%の5種類。数値があがるほど透明に近づく。色つきのナンバープレートカバーについては、一部で販売の自主規制が行われているが、肉眼では透明と思われる89%のカバーについても調べた。

カバーは材質により経年変化するものがあるため新品と同種の耐候性試験済みカバーについても同様の試験を行った。

この結果は、7月に予定されている「ナンバープレート表示の視認性確保等に関する検討会」(座長・杉山雅洋早稲田大学教授)で示される。

《中島みなみ》

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