むろん、クアルコムでもスーパー3G(LTE)や4Gに比肩する次世代モバイルブロードバンドアクセス技術を開発している。それが「UMB (Ultra Mobile Broadband)」である。しかし、クアルコムではUMBの研究開発に注力しつつも、グローバルな観点でみれば当面は「世界の通信キャリアの主流は現行3G(CDMA)でありつづける」(クアルコム幹部)とみている。特に欧米や新興国のモバイル通信インフラは3Gへの移行を始めたばかりであり、この3Gの発展系でモバイルブロードバンドを実現するという現実的なアプローチが取られる可能性が高いと踏んでいるのだ。