ホンダから5月29に発表された『フリード』は『モビリオ&モビリオスパイク』の後継車となるコンパクトカー。全車1.5リットルエンジンを搭載し、モビリオ&スパイクのときと同様に、3列シート車と広いラゲッジスペースを持つ2列シート車を設定する。
3列目シートを『ステップワゴン』のような跳ね上げ式にすることで8名定員を可能とし、2列目にセパレートされたキャプテンシートの7人乗りを設定するなど、今までのコンパクトミニバンにはなかった手法を採用しているのが特長だ。
フリードの開発責任者を務めた安田浩志さんは「フリードは扱いやすいフリーなサイズ、さまざまに使えるフリーなスペース、そしてフリーなスタイルと走りという3点をポイントに開発しました」
「今までのコンパクトカーは扱いやすいサイズではあったものの、3列目の居住性やラゲッジスペースなど我慢しなくてはならない部分があったのも事実です。ですがフリードはコンパクトなボディで3列目まで快適座れるシートを用意し、さらに5人、7人、8人乗りという3タイプのシートパターンを設定可能とすることで、より多くの人のライフスタイルにマッチするパッケージングを実現しています」とコメント。
フリードの室内は1.5リットルクラスのミニバンの中では広く、床もフラットなのでモビリオよりも室内の快適性は大幅に向上している。ライバルのトヨタ『シエンタ』や日産『キューブキュービック』と比べてみても居住性は良好だ。
さらに3種類用意されたシートパターンが、幅広いユーザーの自由な発想にも応えてくれるパッケージングに仕上がっている。