ダイムラー、クライスラーのデザインセンター購入へ

自動車 ビジネス 企業動向

クライスラーが経営合理化のために売却を発表した、サンディエゴのパシフィカ・アドバンス・デザインセンターを、ダイムラーが購入予定であることが明らかになった。すでに売買の合意に達しているが、最終的な金額などで契約には至っていない。

クライスラーは、このデザインセンターを730万ドルで売りに出していた。パシフィカデザインセンターは、クライスラーのコンセプトカーなど最先端デザインを生み出していた場所で、20人のデザイナーが勤務していたが現在はデトロイトに移住または退職済み。センターは今年始めから閉鎖されていた。

ダイムラーでは、ダイムラークライスラーの時代にクライスラーとデザイナーの交換研修などを行っており、パシフィカデザインセンターについても熟知している。同社はカリフォルニア州アーバインに独自のデザインセンターを持つが、敷地はパシフィカの半分以下で、今回の買収によりアーバインのセンターは閉鎖される可能性も。

パシフィカデザインセンターは、1983年にオープンし、ダッジ『チャレンジャー』、『インターピッド』、プリマス『プロウラー』、ジープ『コンパス』など様々なデザインを生み出してきた場所で、閉鎖が惜しまれていた。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集