いすゞ自動車は17日、大型バス『ガーラ』の燃料タンクなどに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、1996年6月10日 - 2005年8月22日に製作された1768台。
燃料タンクの支持金具を固定するボルトの締め付けトルクが大きいものがあるため、タンクに亀裂が発生して燃料が漏れるおそれがある。また、配電盤のメインハーネスの固定方法が不適切なため、ハーネスがリレーボックスと干渉し、ショートしてエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。
全車両、燃料タンクを新品に交換するとともに、支持金具を対策品と交換し、ボルトを適正トルクで締め付ける。また、メインハーネスに固定用クリップを追加し、メインハーネスに損傷があるものは補修する。
不具合発生件数は燃料タンクが20件、配電盤ハーネスが1件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。