住友ゴムグループ、国内海外主要全工場でゼロエミッション

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住友ゴムグループ、国内海外主要全工場でゼロエミッション
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住友ゴム工業は、タイヤ生産用金型を製造する100%出資子会社のSRIエンジニアリングが、ゼロエミッションを達成したと発表した。これにより住友ゴムグループの国内・海外主要製造会社全工場でゼロエミッションを達成したことになる。

SRIエンジニアリングは、2006年初めに「廃棄物分別回収」を宣言し、ゼロエミッション達成に向けた活動を開始した。金型を作る工程のうち、アルミ鋳造工程で使用する補材で残ってしまうものは多くが廃棄物となるため、リデュース(削減)とリサイクル(再利用)が大きな課題となっていた。

活動は、各職場から出る廃棄物を細かく分別し、それぞれの量を数値化して社内に掲示することからスタートし、各職場の代表者が定期的に集まり、そこで出された様々な問題を共有化し、ルールづくりを行い、改善策の検討・実施に結びつけた。

さらに、再教育・再ルール化などを実施し、従業員一人ひとりへの教育を徹底して確実に分別回収できるようにした。アルミ鋳造時に使用する大きく硬い石膏型は、リサイクルが最も難しいものだったが、新たにマテリアルリサイクルの道を開拓し、材料として有効に活用することが可能となった。

SRIエンジニアリングの直接埋立廃棄物発生量は以前は全廃棄物発生量の約40%だったが、現在はゼロとなった。

住友ゴムグループでは、住友ゴムが2001年に日本のタイヤメーカーとして始めて国内工場でゼロエミッションを達成したのを皮切りに、2006年には国内、海外の主要全工場でゼロエミッションを達成した。

さらに、直接埋立廃棄物の発生を完全になくす「完全ゼロエミッション」にも取り組み、2005年には日本のタイヤメーカーとして初めて国内全工場で完全ゼロエミッションを達成、2006年からグループ会社も順次ゼロエミッションを達成している。

今回のSRIエンジニアリングの達成により、住友ゴムグループの国内外主要製造会社全工場でゼロエミッションを達成した。

《レスポンス編集部》

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