東武 TJライナー の登場と背景…日常の移動にプラスアルファを

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デュアルシート

TJライナー用50090系車両は、10両編成4本が新造された。製造コストは1編成約12億円。設計のベースとなる通勤型50000系は約10億円だというから、“TJライナー仕様”に約2億円が投じられたというわけだ。

その追加機能のひとつが、客席の向きを転換できるデュアルシートだ。首都圏の通勤電車で一般的な、側面窓に沿って横一列に配置されている「ロングシート」と、特急列車などに見られる、進行方向に向いて座る「クロスシート」の2種類にチェンジできるシートのことをいう。関西圏では近畿日本鉄道が一部の車両に採用している。

このデュアルシートのおかげで、50090系車両はTJライナー以外の列車では、ロングシートに配置して他系列の車両と同じように運転することができる。

池袋からTJライナーに乗車する場合には300円の「着席整理券」が必要だ。座席の指定はないが座席定員以下の枚数を発券し、着席は保証される。途中駅のふじみ野からは整理券なしで乗車できる。鉄道事業本部東上業務部部長・伊藤克俊氏は「座席を指定して管理するシステムにはコストがかかる」と語る。

終日・両方向にわたる優等列車の需要がなく、他線より通勤(帰宅)路線としての比重が大きい東上線の性格を考慮したのがデュアルシート採用の50090系なのだ。

《レスポンス編集部》

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