21日、ニューヨークモーターショーの一般公開日が始まった。入場料は大人14ドル、子ども4ドル。午前中の客足の伸びはいまひとつといったところ。まだ平日ということもあるが、昨年と比べても来場者はまばらな印象だ。
昨年はインフィニティの『G37クーペ』や『EXコンセプト』、スバル『インプレッサ』、レクサス『LX570』、シボレー『トラックス』、フォード『フレックス』など、話題の出展車が豊富だったが、今年のワールドプレミアはサイオン『ハコ・クーペ』、スズキ『キザシ3』、ヒュンダイ『ジェネシス・クーペ』、日産『マキシマ』くらいで、若干話題性に欠けた感はある。
日韓の旺盛な新型車ラッシュは今年も引きつづいたが、気になったのは地元アメリカの(ビッグスリー改め)デトロイトスリーの元気のなさ。今回はいずれも既存モデルの追加バリエーションでお茶を濁すありさまだった。唯一、気を吐いたのは『S5 ラプター』をローンチしたサリーンくらいだ。
一般公開日はまだ始まったばかりなので、初日だけではこのショーの評価は決められないが、世界でもっとも高級車が売れるマーケットを擁するショーだけに、もう少し盛り上がりを期待したいところだ。