【フィアット 500 日本発表】上質な、しかしカジュアルなシティカー

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新型フィアット『500』のインテリアのあらゆるモチーフには、エクステリア同様“丸”が使われる。 

インパネのスイッチ、左右のエアアウトレット、メーターフード、スピーカー、ステアリング中央部、シフトレバーベース、ドアハンドル、ヘッドレストなど。心和ませる仕掛けだ。

居住性は前席では充分なものの、後席は決して広いとはいえない。後席膝前は小柄な女性ならば余裕があるが、男性には余裕がない。室内左右幅も2名用で、居住性はやはり軽自動車に近い印象だ。

ただインテリアの配色のコントラスト、素材の使い分け、吟味された形状、部品の合わせ精度など、インテリアのクォリティはこのクラス随一。上級車種のプレミアムクラスに並ぶクォリティと言える。

1240ccの直4SOHCエンジンとATモード付き5速シーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」は、500を充分元気に走らせる。シフトスケジュールも、以前のイタ車に比べれば、より日本の道路事情に合ったものになった。

乗り心地は2300mmの短いホイールベースのせいか、細かいピッチィングを感じるが、不快なものではない。そのボディサイズもあり、シティーユースに最適なクルマだ。

フィアットのオーナメントも、数年前から昔の赤いフィアットマークを思い起こさせるデザインに変わり、新型500を運転していると、昔の“カジュアルで元気で明るく楽しい”フィアットのブランドイメージが蘇える。

《松本明彦》

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