JDパワーアジア・パシフィックは6日、2007年のタイ自動車初期品質調査の結果を発表した。トヨタ自動車がエントリー・ミッドサイズカーの『ヤリス』など全5カテゴリーのうち3分野でトップとなった。
ただ、トヨタは06年調査では5カテゴリー全てでトップだっただけに、他社の躍進も目立った。新たにトップに立ったのはミッドサイズカー分野の『マツダ3』と、SUV分野でのホンダの『CR-V』。トヨタはヤリスのほか、ピックアップの2カテゴリーで『ハイラックス・ヴィーゴ』シリーズがトップとなった。
初期品質調査は、新車購入時から2-6か月を経過したユーザーから100台当りの不具合指摘件数を集計、車種ごとに指数化している。今回は不具合指摘項目を従来の135から200項目余りに増やし、より詳細な調査とした。
調査は07年4月から8月にかけて面接で行い、06年10月から07年6月に新車を購入した3991人から回答を得た。メーカー10社の55モデルを調査対象としている。