約130回もETC突破の男を逮捕 前走車との間を詰める

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通勤で首都高速道路を使う際、毎日のようにETCレーンを不正に突破していたとして、千葉県警は4日、千葉県千葉市花見川区内に在住する49歳の男を道路整備特別措置法違反容疑で逮捕した。昨年9月から今年1月までの間、約130回の不正通行を繰り返していた。

千葉県警・高速隊によると、逮捕された男は2007年9月から2008年1月までの間、市川市高浜付近にある首都高湾岸線・市川料金所のETCレーンに進入する前走車との車間を故意に詰め、不正に進入していた疑いがもたれている。

車間を詰めて走行していたものの、男のクルマにはETC車載器が設置されており、レーン設置のカメラがナンバープレートの撮影にも成功していたことから、不正通行の可能性は早期に把握。昨年10月には首都高速道路会社が警察に被害を届け出ていた。

男は埼玉県内にある職場までの通勤する際に首都高を利用しており、市川料金所だけで約130回の不正通行が記録されている。帰路も同様の手段でETCレーンの突破を行っている可能性が高く、警察では余罪についても厳しく追及する方針だ。

調べに対して男は「1回700円の通行料は高く、支払いたくなかった」などと話しているという。

《石田真一》

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