新日本石油は、東北支店管下の野口石油が運営する「大衡サービスステーション」が1月18日、廃油タンク周囲に設置された漏洩検知管から、タール状の廃油と推定される油分が検出されたと発表した。
これは、黒川地域行政事務組合消防本部から、同本部管下のガソリンスタンドを対象に行われた査察を受けた時に発覚したもの。
新日本石油は、消防法第16条の3第1項に基づいて「地下廃油タンク付近からの油の拡散防止及び回収、ならびに地下廃油タンク内に残存する流出のおそれのある油の除去」について改善命令を受け、油拡散防止措置および廃油タンク内の油の除去を実施し、廃油タンクの使用を停止した。
現在、漏油の範囲を特定し、敷地内の土壌・地下水の状況については調査中で、今後は同調査の結果を踏まえ、行政の指導にしたがって適切に対処するとしている。
新日本石油では、「調査まで漏油の事実を把握できていなかったことにつきまして、地域の皆様ならびに、関係機関の方々に心からお詫び申し上げます」としている。