新型『アテンザ』には「CF-Net」と呼ばれる新たな操作機能が全車に標準装備されている。これはインパネ中央のインフォメーションディスプレイを見ながら、エアコンやオーディオ、燃費などのトリップコンピュータをステアリングスイッチだけで操作できるというものだ。
インフォメーションディスプレイは非常に見やすい場所にあるので視線移動が少なくてすみ、なおかつステアリングスイッチの操作も簡単なので、運転に対する集中力を途切れさせることなくエアコンやオーディオをコントロールできる。
開発主査の梅下隆一さんは「欧州ではこのような集中的なコントロールスイッチが増えてきていますが、操作が複雑なものが多く、使いこなすのが難しいものがあります。そのためCF-Netは、誰でも簡単に使うことができる機能と、ブラインド操作でも使いやすいスイッチを開発しました」
「さらにエアコンやオーディオについては、センターパネルのスイッチも残していますので、助手席の人はそちらを操作していただくことも可能です」という。
実際にCF-Netを使ってみたが、梅下さんのいうとおり非常に簡単に扱える。ステアリングの横矢印ボタンでエアコンやオーディオなどの自分が調整したい項目を選び、後は上下レバーを動かして選局や音量、エアコンの温度などを合わせればよいのだ。
これなら取扱説明書を読まなくても基本項目なら操作できる。そしてステアリングから手を離さなくてすむので、セーフティドライブにも役に立つ。CF-Netは、なかなか使えるアイテムなので、今後のマツダ車にも採用されていくもようだ。