スズキの新型ハイト系ワゴン『パレット』は、「小さなクルマを趣味に使う」といったライフスタイルに合わせた商品。
ターゲットユーザーは、30歳代から40歳代のファミリー。四輪技術本部、商品第一カーラインチーフエンジニアの大西伊知郎さんは、「私達の経験では、スライドドアを備えているような所帯じみたクルマは好きではなかったんです。しかし、若い人達はリアシートを倒して、スキューバや楽器やといった趣味の道具を積むといった使い方をするようですので、ワゴンタイプを選ぶようです」と言った。
室内高は、競合車種のダイハツ『タント』に10mm勝る1365mm(2WD車)。荷室フロア高も、タントより60mmも低い535mm(2WD車)。この差は荷物の出し入れに貢献してくれるだろう。
「パレットには、どういった車種から乗り換えてくるのか」という記者の問いには、「『ワゴンR』など軽自動車からの乗り換えもあるでしょう。それに限らず、リッタカークラスから乗り換えられても満足頂けるクルマです」(同)と、言った。
大西さんは、「大きな空間を利用する方はファミリーに限りませんので、幅広い方に売っていきたい」と最後に加えた。