出光興産は、東京油槽所内で軽油の漏油事故が発生したと発表した。
同社によると29日午前5時20分、東京都江東区の東京油槽所の軽油を貯蔵するタンクの配管から29.5キロリットルがタンクを囲む防油堤内に漏れる事故が発生した。
午前5時35分、軽油の漏油は停止し、午前8時33分から漏れた軽油の回収作業を開始、正午に回収作業を完了したとしている。
隣接地、および海上への漏油は無かった。
軽油漏れは、軽油タンクからタンクローリーに積み込む設備へ軽油を送油している際、送油配管に接続するドレン配管において亀裂が入り事故が発生した。亀裂の入ったドレン配管は、直径5センチ、鋼鉄製で、通常は使用せず、配管内の油を抜き取るために使用する。現時点で原因は判明していない。