マツダから発売された新型『アテンザ』には先代同様にセダン、ステーションワゴン、そしてスポーツと呼ばれている5ドアハッチバックの3つのボディバリエーションが用意されている。
新型アテンザの開発主査を担当した梅下隆一さんは「新型アテンザのメインマーケットとなる欧州では、各地域でボディタイプの人気が異なることもあり、新型も3タイプ設定しました。ドイツやイタリアはステーションワゴン、フランスやイギリスでは5ドアハッチバック、そしてロシアなどの新興国ではセダンの人気が高いのです」
「日本は先代モデルではワゴンの比率が約半分を占め、ついでハッチバックでしたが、新型はセダンのデザインのまとまりがよいので、セダンを中心に販売を訴求していく考えです」という。
実際に先代までのセダンは少し地味な印象が強かったが、新型には専用のサイドアンダスポイラーが装着され、トランクリッドまわりのデザインも上手くまとまっており、ワゴンやハッチバックに負けない存在感を手に入れている。プレスリリースの写真もセダンが使われているので、新型アテンザはセダンの販売比率が伸びそうだ。