ランエボ 狙いで強盗殺人、容疑者を逮捕

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昨年4月、千葉県船橋市内でクルマの盗難を阻止しようとした男性が、逃げるクルマから振り落とされて死亡した事件について、千葉県警は23日、自動車窃盗団の一味とみられる35歳の男を強盗殺人容疑で再逮捕した。

男は他人名義でパスポート申請を行ったとして、有印私文書偽造・同行使などの容疑で逮捕・起訴されているが、その捜査の過程で強盗事件への関与が明らかになった。

千葉県警・船橋署によると、問題の事件は2007年4月15日深夜に発生した。船橋市馬込町付近の県道を走行していた乗用車(三菱『ランサーエボリューション』)が路外に逸脱し、道路脇の商店に衝突しているのを近隣住人が発見した。クルマの約60m手前には頭から血を流した男性が倒れており、収容先の病院で間もなく死亡した。

死亡したのは事故を起こしたクルマの所有者と判明。クルマは右後部の窓ガラスが割られており、さらにはキー部分も細工され、いわゆる直結の状態になっていた。男性の足には引きずられたような痕跡があり、クルマ後部から男性のしがみつくような状態での指紋が検出したことなどから、警察では男性がクルマの盗難を阻止しようとして事故に巻き込まれたものと判断。強盗殺人事件として捜査を開始している。

クルマにはイモビライザーを解除した際に使ったとみられる機材が残されていたが、この機材に付着していた皮膚片のDNAと、他人名義のパスポートを申請したとして逮捕・起訴されていた35歳の男のDNAが一致。事件について追及したところ、関与を認めたため、強盗殺人容疑で再逮捕した。

調べに対し、男は逃走を手助けした共犯が存在していることも認めており、警察では国外に逃亡したアフガニスタン国籍を持つ30歳の男について、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する方針だ。
《石田真一》

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