【デトロイトモーターショー08】RAV4 サイズのピックアップ… A-BAT

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【デトロイトモーターショー08】RAV4 サイズのピックアップ… A-BAT
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米国トヨタ自動車販売(TMS)は1月13日からデトロイトで開催される北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)でハイブリッドトラック『A-BATコンセプト』を発表した。

TMSアドバンスド・プロダクト・ストラテジーグループとCALTYの共同開発によるA-BATは、パワーユニットが4気筒の「シナジーハイブリッド」であること以外、排気量などの詳細スペックは明かされていない。トラックとはいえFRレイアウト+ラダーフレームを持つ同社のピックアップ『タコマ』や『タンドラ』とは異なる、FFベースのレイアウトとユニボディ形式の組み合わせだ。 

コンセプトモデルということもあり全幅は1890mmと広めながら、全長は4605mmと同社のサブコンパクトピックアップ『タコマ』よりも約600mm短いコンパクトなボディサイズに仕上がっている。

4人乗りのキャビンを前方に配置したキャブフォワードのサイドビューは現行『プリウス』を意識した台形シルエットだ。長さ約1.2mの荷台は、キャビンと荷台を仕切るミッドゲートを開けば『タコマ』のロングベッドと同じ約1.8mに拡大し、さらにテールゲートを開けば2.4m以上の長さを確保できる。 

A-BATのコンセプトプランナーの田村千晴氏によると、「A-BATは、RAV4サイズのピックアップ」だ。

「かつてのコンパクトピックアップがどんどんサイズアップされていった中、従来の小型のボディサイズに回帰するのも有りなのでは、という発想で、新たなユーザーを模索したい」とのことだ。

とはいえ、「ボディは昔のコンパクトサイズに戻っても、その中身は最新の乗用車ベース」と断言。イメージは、「小さいけれどインテリジェントでスマートなピックアップ」。4WDのニーズも折り込み済みで、「FF横置きエンジンのハイブリッドシステムを採用していますが、リアにモーターをつけて『E-4WD』化することも容易にできます」と言う。

A-BATはケーススタディーモデルだが、反響をみて北米市場でのプロダクションを検討するとのこと。

《ケニー中嶋》

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