ホンダは19日、都内のホテルで恒例の年末会見を行った。その中で福井威夫社長は2009年以降販売するハイブリッド車について、「大幅なコストダウンを図り、お求めやすい価格にする」と強調した。
その「お求めやすい価格」とは、福井社長によれば、一般のユーザーが、イメージではなく、経済的判断で買えるレベルだという。
具体的には、「同クラスのガソリン車との価格差を、2年ぐらいの間にガソリン代でちゃんとリターンできる」と福井社長は説明し、その価格差を20万円以内とした。
福井社長はハイブリッド車について、これまでの10年間がイメージ先行型の時代で、2010年頃から本格普及の時代を迎えると見ている。ホンダはそこから一気にハイブリッド車で攻勢をかける計画だ。