消防車からガソリンを盗み出した少年2人を逮捕

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愛媛県警は14日、消防団の詰め所に侵入し、保管中の消防車からガソリンを盗んだとして、18歳の少年2人を窃盗容疑で逮捕した。ガソリン価格が高騰し、買えなくなったことから盗みに及んだことを認めているという。

愛媛県警・宇和島署によると、逮捕された2人は今年11月下旬から12月上旬、愛媛県宇和島市内の消防団詰め所に侵入、詰め所内に保管されていた消防車の燃料タンクからガソリンを抜き取っていた。被害に遭った詰め所は10か所で、盗まれたガソリンの総量は約300リットルだった。

警察では極めて悪質な窃盗事件として捜査を開始。詰め所周辺での警戒を強化するなどしてきたところ、今月11日に同市内の民家へクルマが突っ込む事故が発生。運転者は現場にクルマを放置したまま逃走したが、このクルマの車内から給油ポンプやガソリン携行缶などが発見されており、逃走した運転者はガソリン盗難事件に関与した可能性が高いことが判明した。

警察はさらに捜査を続け、このクルマを乗り回していた18歳の少年を特定。任意で事情を聞いていたが、「ガソリンが高くて買えないから盗んだ」などと、盗難の容疑を認めたことから窃盗容疑で逮捕。共犯の少年も同容疑で逮捕している。

《石田真一》

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