富士重工業は、汎用OHCエンジン、ロビン『EX』シリーズに、新たに最上位機種として「EX40」と「EX35」を追加し、来年2月から量産、販売を開始すると発表した。
ロビンEXシリーズは、小型建設機械や発電機、コンプレッサー、小型農機などの動力源となる汎用OHCエンジン。新機種は、特別な触媒を用いることなく米国カリフォルニア大気資源局/米国環境保護庁のTier3排出ガス規制値をクリアした。
OHC機構の採用と冷却バランスの適正化によりシリンダーの変形を最小化し、オイル消費量を低減するとともに、高燃焼効率の実現で燃費も向上させた。吸排気専用カムプロフィールの採用や吸・排気ポート形状と燃焼室形状の最適化などによって最大出力はクラストップレベルの14.0psを発揮。また、OHCバルブの挟角レイアウトによりドーム型燃焼室形状としている。
EXシリーズは、2001年12月に発売、総排気量126ccから265ccまでの中で4機種を展開している。今回EX40、EX35を追加することで、EXシリーズの商品ラインナップを拡充し「環境やユーザーへの配慮」、「優れた搭載性」といった特長をさらに高めるとともに、クラストップレベルの「高出力」を実現するとしている。