クライスラーグループでは来2008年、ダッジ『バイパー』の「SRT10」をベースに、「ACR(American Club Racer)」仕様を発売予定。1999年に発売されたバイパーACRの後継として、バイパーSRT10 ACRの名前で販売される。
エクステリアは特徴ある2トーンで、5種類のカラーバリエーションを用意。また巨大なリアウィングは、「車を地面で走らせるために是非とも必要なパーツ」と言われ、威圧感と共に車のポテンシャルを感じさせるパーツとなっている。
ACRのサスペンションはサーキット用にチューンされたもので、レーシングダンパーを搭載。ほぼレースカー並みの足回りを実現する。ただし全体はストリートリーガルな仕上げだ。
インテリアもレースカーに準じた、「徹底的に重量を軽くする」仕上げで、オーディオシステムは搭載されない。アンダーフードサイレンサー、トランクのカーペットなども排除。オーディオシステムのかわりに組み込まれるのはラップタイマーだ。
エンジンは8.4リットルV10(600hp)。トランスミッションはトレメック社製の「T56」6MTだ。
このアメリカ製スーパーカーとも言えるACRは、来年の夏頃に発売予定で、価格は10万ドルをやや下回る程度と予想されている。