07年、アルピナ社は史上最も成功した年になる。9月時点で1130台あまりを製造し、95億円の売り上げを達成した。これまでの記録だった03年の940台という生産台数をすでに越している。
東京モーターショーのプレスブリーフィング、マイクの前に立ったのは、同社副社長のアンドレアス・ボーフェンジーペン氏だ。
その理由は、北米市場でのBMW『7シリーズ』のスポーツモデルの大きな需要だという。9月までに『B7』シリーズを600台、アメリカとカナダ向けに生産したそうである。同社としては、今年1年間で約1400台の生産台数と120億円の売り上げを見込んでいるとのことだ。そして08年の春には、東ヨーロッパの新興市場が大きく成長すると予想しているという。
今回はブースで5台の車種を展示しているが、その内訳はワールドプレミアが1台、ジャパンプレミアが3台となっている。ワールドプレミアは『B6 S Cabrio』。537PS/725Nmのパフォーマンスのエンジンを搭載したハイスペックが特徴だ。ジャパンプレミアの3台は、『B3 BiTurbo』、「B3 BiTurbo Cabrio」、『B5 S』となっている。