マツダとマツダ関連企業は、25・26日に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催される「第8回からくり改善くふう展 in NAGOYA」に、参加企業45社中で最多の28作品を出品すると発表した。
同展示会は、国内企業各社の製造現場での「お金をかけない、創造性に優れた、楽しい作業改善」である「からくり改善」のアイデアを一堂に展示するもので、日本のモノづくりの競争力を下支えする技術を発表する場となっている。
日本プラントメンテナンス協会が主催で1993年から名古屋で隔年開催からスタートし、2000年からは東京と名古屋で毎年交互に開催されている。昨年開催された「第4回からくり改善くふう展 in TOKYO」には2日間に約6000人が来場した。
マツダは、従業員のアイデアによるからくり改善が、実際に製造現場の作業の効率化やコスト削減に大きく貢献していることから、2000年から同活動に積極的に取り組んでいる。本社工場内、防府工場内にはからくり改善の専用展示スペースや訓練場を設け、からくり改善道場と名付けた育成プロジェクトを部門横断的に展開している。
また、昨年からはマツダ関連企業の改善活動の一環として「J-ABCからくり改善道場」を開催し、今年度の本社工場の展示会にも参加してもらうなど、マツダグループ全体としての取り組みに発展している。