日本精工、産業機器用の軽量薄型ダイレクトドライブモータを開発

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日本精工、産業機器用の軽量薄型ダイレクトドライブモータを開発
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日本精工は、世界で最も薄いダイレクトドライブモータ「薄型メガトルクモータPN2012」を開発し、15日から受注活動を開始した。

PSモータで培った大トルクと精密な位置決め技術をベースに、モータの薄型化を実現することで電子部品などの製造装置の小型化、軽量化などに貢献する。同社では2010年にこの製品の売上10億円を目指す。

新製品は独自のモータ内部構造によりモータの厚さを従来のYS薄型モータに比べ10%削減し、回転角に制限のないダイレクトドライブタイプのモータとしては世界で最も薄い厚さ35mmを実現した。モータの薄型化により、半導体や液晶の製造装置など、電子部品の製造装置の小型化、軽量化、省エネに貢献する。

同社独自の磁極構造により、従来モータに比べて2.4倍の高出力トルクを実現した。これにより、モータの高加減速駆動を可能にし、位置決め時間の短縮、生産性の向上が図れる。

半導体製造装置、液晶製造装置などの電子部品製造装置には微細な位置調整機能が求められる。同社が開発した独自の小型レゾルバ(位置検出器)を採用することで、262万分割の精密な位置決めを可能とした。また、アブソ機能(絶対位置検出機能)により、迅速な始動が可能となり、装置の生産効率の向上が図れる。

さらに、欧州RoHS指令に適合したほか、海外安全規格にも適合しグローバルで使用が可能だ。

《レスポンス編集部》

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