気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2007年10月11日付
●東京モーターショー26日開幕 若者狙いスポーツ車 高齢社会へ1人乗り 市場再生へ新機軸(読売・3面)
●独ワーゲン社 上場廃止申請へ(読売・10面)
●クライスラー スト突入(読売・11面)
●トヨタ、仙台近郊に新工場 10年秋操業へ 求人・物流で利点(毎日・10面)
●ハイブリッドバス 都庁前でお披露目(産経・29面)
●道路特定財源の対案、「環境目的税を創設」藤井・民主税調会長(東京・9面)
●車用鋼板 海外生産倍増へ 世界シェア 日本勢4割に(日経・1面)
●納車整備拠点用地、スズキ、100億円で取得、静岡・相良工場隣に(日経・13面)
ひとくちコメント
第40回東京モーターショーに出品する自動車メーカー各社のコンセプトカーが出そろった。きょうの日経を除く各紙が経済面などで大きく取りあげている。
最も派手な扱いは読売で、1面にトヨタ自動車が出品する一人乗りの次世代カーの『i-REAL』のカラー写真を掲載したのに加え、ニュース解説の「スキャナー」では今回の見どころを社説部分を除く全面で紹介。産経も負けずに総合面と経済面に書き分けている。
そこで、各紙の見出しをみると、読売は「市場再生へ新機軸」、朝日は「やさしいクルマ競演」、毎日が「事故防止機能競い合い」、さらに、産経は「環境を競う近未来」、東京は「若者に照準」としている。そこから今回のキーワードを探してみると、従来の「環境」「安全」に「市場再生」と「若者」が加わった。もっとも、読売はサブタイトルで「若者狙いスポーツ車 高齢社会へ1人乗り」とし、朝日は「やさしいクルマ」を表現するのに「エコ、和み、音声、安全」と欲張っている。
10年ぶりの”総合ショー”だけに、キーワードも”盛り合わせ”のメニューになっている。