トヨタ自動車・中国投資公司(TMCI)は10日、第14回ITS世界会議北京大会で、2009年初頭から中国国内で販売されるトヨタ車に対して、テレマティクスサービスを展開すると発表した。
09年に中国で展開予定のテレマティクスサービスでは、具体的なサービス内容として「緊急通報サービス」「渋滞情報サービス」「オペレーターサービス」「ニュース読み上げ」等を検討しており、日本の『G-BOOK ALPHA』もしくは『G-Link』相当のサービスレベルになる見込み。
TMCIの磯貝匡志総経理は、中国にテレマティクスサービスを展開する理由として、「クルマとIT技術の融合を具現化し、クルマの新しい可能性を創出すること」、「ドライバーの立場に立った双方向の情報サービスを確立すること」、「お客様・販売店・ディストリビューター・メーカ間の関係を強化すること」の3点を挙げた。
TMCIでは、08年は実証実験を行い、09年の早い段階でサービスを開始したいとしている。具体的な展開車種は明らかにされていないが「上級モデルから順次展開する」(磯貝匡志総経理)という。