東京モーターショーにスズキが出展するコンセプト『Kizashi 2』(キザシ2)は、フランクフルトモーターショーに登場したコンセプト『Kizashi』(キザシ)の、裏バージョンともいえる存在。車高を高めたSUVテイストだ。
9月におこなれた「第62回フランクフルト・インターナショナル・モーターショー」では、スズキの一般的なイメージからはかなり離れたコンセプトカーが展示されていた。それがKizashi。小型車メーカーとして活躍を続けるスズキが、今後は乗用車ラインナップを増やしながらさらに躍進していく“兆し”を象徴するモデルしてイメージを膨らませたモデルだ。
Kizashi 2の、全長4.7m×全幅2mのボディに3.7リットルエンジンを搭載するというディメンションはKizashiと同じだが、Kizashiが上質感を持ったオンロード志向のクルマだったのに対してKizashi 2では大径タイヤをはいて車高を高めたSUVテイストになっているのが大きな違いだ。
「これから発売されるモデルに直接結びつくわけではありませんが、今後のスズキの方向性のひとつとして作りました。フランクフルトではオンロード、東京ではSUVをイメージしたモデルを用意したのは、みなさんの反応を見ながら道を模索していこうと考えているからです。」と、四輪商品企画部商品企画課の駒井雅尚さん。
はたして真の“兆し”は、ロングノーズでクラシカルなフォルムのスポーツカーなのか? それともアクティブなSUVか?