ムーディーズ・インベスターズ・サービスは26日、自動車用安全部品メーカーのタカタに発行体格付けA2を付与した。格付けの見通しは安定的。
ムーディーズがタカタの格付を付与するのは今回が初めてで、この格付は自動車用安全部品の日本市場における同社の主導的な地位と世界大手3社の一角としての地位を反映している。
また、OEMメーカー向けのシートベルト、エアバッグなど、高い競争力を持つ自動車用安全部品に事業を集中させる戦略が、安定した収益とキャッシュフローの生成を可能にするとムーディーズは見ている。
同時にタカタはコスト削減に注力しており、それによってコスト競争力を高めている。このような戦略を通して、今後も売上高と収益性の伸長が期待できるとしている。