【新聞ウォッチ】福田新内閣、道路特定財源の使途「環境対策」など浮上

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2007年9月27日付

●福田内閣支持率58% 発足時4位、本社世論調査(読売・1面)

●GMスト打ち切り、医療費負担で労使合意(読売・8面)

●トヨタ「マークXジオ」発売(読売・8面)

●装備や性能も不明「GT-R」の予約開始、日産(読売・8面)

●F1日本グランプリあす開幕 富士鳴動、新生GP 井出有治選手に聞く攻略法(朝日・18面)

●ガソリン価格↑提携カード人気↑「ポイント」より割り引く魅力、囲い込み競争激化(毎日・101面)

●道路特定財源、一般財源化見直し「環境対策に」予算獲得綱引き(産経・9面)

●神戸製鋼、アルミ製サスペンション生産増強、自動車軽量化に対応(産経・9面)

●自動車各社「残価ローン」で販売攻勢 長く乗れば支払い増も(東京・7面)

●ソニー、豊田織機との提携解消、液晶製造(日経・13面)

ひとくちコメント

福田康夫内閣の発足を受けて、産経を除く各紙が一斉に世論調査を実施した。その結果がきょうの1面トップなどで報じられている。

気になる内閣支持率だが、最も高い支持率が日経で59%を維持、次いで読売が58%、毎日57%、朝日が53%となっている。比較的高い支持を得られた理由のトップは「首相に安定感を感じるから」(毎日)という。

それはともかく、福田新内閣の重要案件の一つである道路特定財源の「一般財源化」をめぐっては、早くも新たな案が浮上してきた。

きょうの産経と日経が詳しく報じているが、冬柴鉄三国土交通相は「福祉や老人医療に使うのは違うという議論になるのではないか」と完全な一般財源化に慎重な姿勢を示す一方で、鴨下一郎環境相は「環境対策などに使うことも必要ではないか」と述べた。

いすれにせよ、安倍政権下で、「使途を限定しない一般財源にする」とした政府・与党合意が骨抜きになる可能性も高まっている。

《福田俊之》

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