F1現役最年長ドライバー、レッドブル・レーシングのデイビッド・クルサードが日本GPを控えて来日、東京・浅草寺で自らステアリングを握り、デモンストレーション走行を行なった。
浅草観光連盟とレッドブルは19日、台東区発足60周年の記念事業として、レッドブル・レーシングのF1日本グランプリの入賞と安全を祈願するイベントを実施した。デモ走行で使用されたマシンは『RB2』。カラーリングは、エンジンメーカーとして「RENAULT」と入っているように、07年シーズン仕様だ。
浅草寺横の、出店などが並んだりする広場がデモ走行のエリアとなった。西暦628年にまでさかのぼる長い歴史を持つ浅草寺の横を、最新テクノロジーの固まりであるF1マシンが走るのは、不思議な光景である。
デモ走行は、スピンターンなどで観衆を沸かせ、最後にはメカニックのタイヤ交換デモンストレーションで締めくくられた。クルサードはデモ走行エリアに余裕がなくてスピードを出せなかったのが残念そう。「200km/h以上出せるけど、今回は20km/hしか出せませんでした。ぜひ富士スピードウェイに本当のレースを見に来てください」と。
クルサードは、日本には何度も来ているがこれまでは鈴鹿でのレースだったので、浅草は初めてだそうだ。クルサードは、雷門から浅草寺までの仲見世通りの「お練り」、浅草寺での祈願にも加わった。「いつもは勝利を何かに祈願したりしないのですが、今回はぜひとも力をもらって、日本グランプリで上位入賞したい」とのことであった。