日本ガイシは19日、低価格で遺伝子解析が可能なDNA多検体チップを開発したと発表した。1検査あたり1000円程度という低コストを実現した。
これまでの遺伝子解析の市場では、数万種類の遺伝子情報を網羅的に解析・研究することが主流で、DNAチップは膨大な遺伝子情報を搭載したものが使用されていたため、コストが1検査あたり数万円−10万円かかっていた。
同社は、研究目的に合わせて、数百種類の遺伝子を調べる場合に用途をしぼり、開発をすすめてきた。独自のマイクロセラミックス技術を用いたDNAチップ製造技術により、製造工数を飛躍的に減らし、大幅なコストダウンを可能にした。