シトロエン『C5エアスケープ』のエンジンは208hpを発生する2.7リットルV6・HDi(ディーゼル)。スタイリングは最近のシトロエンにしてみればおとなしいが、それだけ完成度が高く、現実感がある。
C5エアスケープは「アーバン・ハイブリッド」と呼ぶシステムを搭載する。逆行可能なオルタネーター/スターターと、高性能キャパシター(電池の一種)とを組み合わせ、減速エネルギーを回収、蓄える。
さらに、ごく低速(6km/h以下)、またはフットブレーキを踏んで停止している状態にアイドリングストップ制御をおこなう。ブレーキから足を話すと再びエンジンがかかる。同様の仕組みはトヨタ『ヴィッツ』の1リットルモデルに「インテリジェント・パッケージ」という名称で設定している。
ともかく今年のフランクフルトショーは至る所で「Hybrid」の文字が躍る。