出光興産、中国でオイルの生産能力を倍増に引き上げ

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出光興産は、100%出資子会社である天津出光潤滑油有限公司の中国天津市にある潤滑油ブレンド工場の生産能力を倍増すると発表した。

同工場は、2004年12月から操業を開始した。今回、ブレンドタンクや充填機の増設などに総投資額約7億円を投じ、2008年7月までに、現行生産能力年間2万8000キロリットルの2倍となる5万6000キロリットルに増強する。

同社の25%出資会社である國宏股有限公司の子会社の常州国宏化工有限公司と合わせて、中国全体での潤滑油生産能力は年間約8万キロリットルとなる。

天津出光潤滑油有限公司は、2004年の「外商投資商業領域管理弁法」改正により認められるようになった「商業型企業」で、自社生産品と輸入品を2007年度には2万5000キロリットル販売する計画で、中国全体での販売数量は、2006年度の3万5000キロリットルから2007年度には4万3000キロリットルにまで増える見込み。

今後、中国では、自動車用オイルをはじめとした高性能潤滑油の需要が、年率10%で伸びると見ており、今回の生産能力倍増によって、中国国内における潤滑油製品の供給体制を強化する。

《レスポンス編集部》

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