ボルボの自動ブレーキ付き追突警告システム

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ボルボ・カーズは今年末から「自動ブレーキ付き追突警告システム」(Collision Warning with Auto Brake)を『S80』『V70』と『XC70』にオプション設定することを発表した。

これは昨年現行S80に導入された追突警告システム「Collision Warning with Brake Support」を進化させ、オートブレーキ機能を追加したものだ。

従来のシステムは、レーダーとカメラを用いて車間距離が危険域に達すると、ヘッドアップディスプレイと
ブザーで警告するとともに、運転手自身が行うブレーキ操作の踏力を油圧でサポートするという仕組みだった。

新システムでは、追突の危険性が高まっていながらブレーキ操作が無い場合には、衝突時のスピードを最小限に抑えるべく、システムが自動的にブレーキをかける。

NHTSA(米道路交通安全局)は、警察に報告された全自動車事故の29%が追突事故で、その半数以上のケースでは衝突するまでブレーキはかけられていなかったことを報告している。

ボルボによると、この新システムの採用により「仮に60キロメートルから50キロメートルに減速した場合、
衝突エネルギーは約30%低減する。これにより乗員へのダメージを抑えることができる。状況にもよるが、オートブレーキで衝突自体の回避を手助けすることも可能になった」とのこと。

ボルボは、この自動ブレーキ付き追突警告システムを含め、「ドライバー・アラート・コントロール」(DAC)、「レーン・デパーチャー・ウォーニング」(LDW)など続々と新型、改良型の安全システム設定を発表している。

既に採用されている「アダプティブ・クルーズ・コントロール」(ACC)を作動させていない状態でも先行車との時間差をモニター、ヘッドアップディスプレイで段階的に表示する「ディスタント・アラート」(DA)も追加された。

《ケニー中嶋》

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