三菱『ギャランフォルティス』のグレード展開は、非常にシンプルでわかりやすい。ベースグレードの「エクシード」に、スポーティグレードの「SPORT」、そして発売は約2か月遅れとなるが最上級グレードとなる「スーパーエクシード」の3種類がラインアップされる。
この中でも注目はSPORTだ。SPORTには専用エアロパーツが装着され、スポーツサスペンションやパドルシフト、18インチアルミホイール、ディスチャージヘッドライトを標準装備としている。さらにこのグレードには、唯一5速MT車を用意する点もポイントだ。
そして最上級グレードのスーパーエクシードには専用のメッシュグリルや2段になったメッキフレームグリル、本革のコンビシートなどが装備され高級感を高めている。
商品企画部 岩崎邦彦さんは「当初はエクシードとSPORTの2グレードでいくことも考えましたが、やはり『ディアマンテ』などからダウンサイズする人にとっては質感の高い内外装のグレードも必要だということになり、スーパーエクシードも設定しました」という。
確かにギャランフォルティスほどのボディサイズがあり、スーパーエクシードのような質感の高い内外装を持っていれば、大型セダンからダウンサイズするユーザーもターゲットにすることができるだろう。
それに加えてスーパーエクシードが設定されることにより、ギャランフォルティス自体のポジショニングがレベルアップしたようにも感じる。