フランクフルトモーターショーで発表されるジャガーの2009年モデル『XF』は、ジャガーのネームプレートなしで市販される可能性が高い。
ジャガーのデザイナー、イアン・キャラム氏によると、フランクフルトではXFの名前で出展するものの、新たなモデル名については、市販化が予定される2年後まで未定だ。また、ジャガーのマークである「リーパー」は残すがジャガーというネームプレートを外したモデルの販売を考えている、という。
また、XFのフロントグリルについては、1968年のジャガー『XJ6』を思い起こさせるデザインの工夫を行ったという。
キャラム氏によると、XFのデザインは今回限りの特別バージョンというわけではなく、今後のジャガーの背景となるもので、同様のデザインを他のモデルにも応用して行きたいという。
ジャガーの看板を外した新型ジャガーは、買収の波に揺られるジャガーにとって本当の意味での新生ジャガーとなるのかも知れない。