三菱自動車工業の益子修社長は23日、都内で開いた『ギャランフォルティス』発表の席上、今年4月から北米などに先行投入している同車の海外販売について「2007年度は12万台」を計画していることを明らかにした。
ギャランフォルティスは『ランサー』の全面改良として開発したもので、海外市場では『ランサー』として投入されている。北米に次いで5月からはロシア、ウクライナでも販売を始めた。今後、アジア、オセアニア、西欧などにも順次、投入する。全量日本からの輸出となる。
海外の受注は好調で、益子社長によると「ロシアは来年2月まで、ウクライナは年末納車までの予約が埋まった」という。今年度の12万台のうち北米で4万5000台、ロシアで3万台の販売を計画しており、当面は供給がタイトになりそうだ。