朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2007年8月9日付
●ガソリン最高値145円(読売・1面)
●東京大気汚染和解成立、医療費助成来年度開始、提訴11年全面決着(読売・1面)
●温室ガス2.1%増も 10年度推計削減目標に届かず(朝日・1面)
●マツダ、ローターリー40周年記念車(朝日・9面)
●稲わらでバイオエタノール 農水省、実証試験へ 食べない素材有効利用(毎日・10面)
●事故多発地点詳細データ公開 きょうから警視庁HP(東京・22面)
●日野自、広州汽車と合弁、トラック、バス、中国巻き返し 200億円投じ新工場(日経・11面)
●ヤマハ発、フィリピンに新工場、二輪車年20万台、自前生産(日経・13面)
ひとくちコメント
厳しい暑さが続く中で「145円」という数字を見て、イライラが倍増するドライバーも多いことだろう。レギュラーガソリンの全国の平均店頭価格が1リットル当たり145.1円となり、ついに昨年9月の最高値(144.1円)を更新したという。
石油情報センターが発表したもので、きょうの読売、産経、東京、日経が1面で報じている。中でも東京は「150円間近」という衝撃的な見出しである。最高値を更新したのは新日本石油など石油元売り各社が、ガソリンの卸売価格を今月から1リットル当たり3.5−5円程度引き上げたためだ。
大半の企業は今週末から夏休みに入る。日経は「安売り店にドライバーが集中したり、帰省の手段を鉄道に切り替える動きもみられるほか、レンタカー利用の際により低燃費の車種を選ぶ顧客も増えている」と、伝えている。
クルマを運転する人は「燃費」にも「環境」にもやさしい“エコドライブ”をより一層心がけざるを得ないようだ。