アルパインが発表した2007年4−6月期(第1四半期)の連結決算は当期純利益が前年同期比29.5%増の23億3800万円で、大幅増益だった。
売上高は同5.2%増の689億600万円と増収だった。音響機器事業はデジタルオーディオ対応のヘッドユニットの販売が好調だったが、市販向けCDプレーヤーがナビゲーションとの複合化で売上げが減少した。自動車メーカー向けのDVDやCDは好調だった。
情報・通信機器事業では、フルセグ対応のカーナビや大画面・高画質モニターの売上げが好調だったほか、北米向けポータブル・ナビも順調だった。自動車メーカー向けのカーナビ複合商品も好調で全体的にも増収となった。
収益では、売上げの伸びやモデルミックスの改善などで、営業利益が同19.0%増の33億1500万円と好調だった。経常利益は同32.0%増の39億6300万円だった。
中間期業績見通しは上方修正したが、通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。