クラリオンといえば、HDDの据え付け型AVN「MAXシリーズ」が人気のれっきとした“市販カーナビメーカー”。その同社が繰り出すドリブトラックスは、PNDの中では最も据え付け型カーナビに使い勝手やコンセプトが近く、多くの一般ユーザーが使いやすいものに仕上がっている。
◆据え付け型カーナビに遜色ない使い勝手
PNDには興味があるけれど、できれば“普通のカーナビ”に近いものが欲しい。そんな人にお勧めなのが、クラリオンの「DrivTrax(ドリブトラックス)P5」だ。
クラリオンといえば、HDDの据え付け型AVN「MAXシリーズ」が人気のれっきとした“市販カーナビメーカー”。その同社が繰り出すドリブトラックスは、PNDの中では最も据え付け型カーナビに使い勝手やコンセプトが近く、多くの一般ユーザーが使いやすいものに仕上がっている。
◆バランスのよい液晶サイズと必要十分な測位精度
まず秀逸なのは、液晶サイズだ。4.3インチの液晶を搭載しているが、これは地図内容が込み入りがちな「日本のPND」としてはジャストサイズ。PND専用の地図とあわせて、見やすさとコンパクトさを両立している。また、液晶サイズと比してDrivTrax P5は“薄い”のも特徴で、厚さ22mmのボディは、ダッシュボードでより取り付け時の自由度が増す点で評価できる。液晶と本体サイズのバランスもよい。
PNDで肝要となる測位精度については、高性能で定評があるSiRF 社 Star III 並列20チャンネル高感度GPSユニットを搭載することで対応している。このGPSレシーバーはガーミンの「nuvi360」などにも搭載されているもので、GPS単体の測位が基本になるPNDにとって、“高精度測位”の代名詞のようなユニットだ。PNDの測位精度は、GPSレシーバーだけでなく、マップマッチングの影響も大きく、その点でドリブトラックスとnuvi360の測位精度はまったく同じではない。ドリブトラックスの測位精度は、カーナビとして必要十分なレベル以上であり、道案内の道具として不足はないだろう。
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