トップブランドの「Fクラス」にふさわしいインターフェースを
----:PCからだけでなく、地上デジタルテレビ向けポータルの「アクトビラ」でも情報を引き出せるということですが。
犬飼:テレビから得た情報をカーナビにも運べれば便利だね、と。特にテレビは家族で楽しむものですから。
----:なるほど。では最後にインターフェースについてお伺いします。2トップメニューやデザインテイストといった基本コンセプトは従来から変わっていませんが、特にグラフィックの品位が上がっているなと強く感じました。デザインを変えていく際に気をつけたことはありますか?
犬飼:ブランドイメージを確立するためのアプローチ、特に「Fクラス」のステータスを実現するために細かいチューニングを絶えず繰り返しています。7年間続けているワイドVGAにしても、高精細のモニターを使った画面の見せ方のノウハウは当社だけのものと自負しています。
技術者というと、どうしても精度とか、地図のデータ量といったスペックやテクノロジーのほうに関心がいきがちですが、必ずしもデータ量が多ければ使いやすいとは限りません。いかに使いやすくするか、使ってもらうためにはどうすればいいかを、マーケティング部門など他の部署とコミュニケーションしながらユーザビリティの向上に努めています。
----:ありがとうございました。
(聞き手:三浦和也)
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