トヨタ自動車は、『コースター』をマイナーチェンジし、24日から発売開始した。
今回のマイナーチェンジでは、環境性能を高め、全車が新長期排出ガス規制に対応した。ディーゼルエンジン車に、改良型「N04C」ディーゼルエンジンを搭載するとともに、インタークーラー付電子制御可変ノズル式ターボチャージャー、コモンレール式燃料噴射システムを採用、クールEGR(排出ガス再循環)システムの強化など、進化したクリーンディーゼルシステムDPRを採用した。
これにより、「ビッグバン」とマニュアル車は、PM(ディーゼル微粒子)排出量を規制値よりさらに10%低減し、ECT車(ビッグバン除く)は、NOx(窒素酸化物)およびPM排出量をそれぞれ規制値よりさらに10%低減させ「低排出ガス重量車」の認定を国土交通省から取得し。
また、LPG車は、排出ガス浄化システムを見直し、NOx排出量を規制値よりさらに10%低減させ「低排出ガス重量車」の認定を受けた。
さらに、電子制御式オートマチックトランスミッションを全車6速化し、燃費と走行性能の向上を図った。
内外装は、ヘッドランプ・フロントグリル・シート表皮などの意匠を変更するとともに、外板色にシルバーメタリックを新設定したほか、電動格納式助手席リモコンアウターミラー(ビッグバン助手席ドア付車、LPG車を除く)、リモコン調整式インナーミラー(「EX」、「スーパーラウンジ」)を標準装備するなど、使用性を向上させた。ナビゲーション/オーディオ・コントロールパネルの配置を見直したうえ、ドライバー側へ向けることにより、見やすさや使用性に配慮するとともに、サイドパネルにサイドターンシグナルランプを追加設定し、視認性も高めた。