【新潟県中越沖地震・柏崎ルポ】リケンが作るピストンリングとは

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ここで、生産がストップした「ピストンリング」とはどういうものか紹介しよう。シリンダーとピストンは直に接触しておらず、実は、このピストンリングがシリンダー壁面を上下している。

通常、トップ、セカンド、オイルの3組ないし2組が1個のピストンに組み込まれる。重さにすると1本100gにも満たないが、燃焼時の圧力にも耐えられる強度や耐久性が求められ、近年は燃費向上のため摩擦抵抗も極限まで減らされている、重要部品なのだ。

素材構成からリング面の設計、メッキ技術など、小さな部品に積め込められたノウハウは膨大で、エンジンの仕様ごとにリングも設計する。このため、簡単には代替生産が効かないのだ。

リケンはピストンリングの分野で国内50%のシェア握る最大手の独立系メーカー。あの「ワカメスープ」のリケン(理研ビタミン)もルーツは同じで、ノーベル賞学者を出した「理化学研究所」がピストンリングの製造法を開発したころから、同社が事業会社として設立されたのだ。日本で一番古いピストンリングメーカーと言える。
《編集部》

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