新潟県中越沖地震 リケン操業再開の見通しは…?

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新潟県中越沖地震で、操業が停止したリケンは、生産ラインごとに稼動可能なところから順次、生産を再開すると発表した。

同社では、自動車メーカーをはじめとする取引先から要員派遣による支援や設備メーカーからの応援で生産復旧活動に取り組んでいる。現時点では工場内の後片付けはほぼ終了し、近く設備の再設置を完了する予定。今後、機械設備の精度点検、試運転と品質の確認を経て、本格的に生産活動を再開する予定。

ただ、電力は一部を除いて復旧したものの、水道・ガスは復旧していないため、操業再開まで時間がかかる見通し。今後は生産ラインごとに稼動が可能になり次第、順次生産を再開する。今後、取引先の日産自動車や富士重工業の生産に影響が出るのは必至と見られる。

同社は地震発生の16日は操業していなかったものの、設備のメンテナンスや一部関係会社が操業しており、若干の負傷者が発生した。従業員はほとんどが、家具類の落下や家屋の損傷など、被災した。工場の施設は、倉庫の一部が損傷したほか、設備は横ズレや傾き、転倒が発生、在庫品や仕掛品、金型、治工具、測定機器類が床面に落下した。

今回の災害での同社の被害額や業績に与える影響は現在調査中で、判明してから公表するとしている。

《レスポンス編集部》

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