三菱自動車は、4輪の駆動力、制動力の制御を軸とした高度な車両運動統合制御システム「S-AWC(スーパー・オール・ホイール・コントロール)」を開発したと発表した。今秋に発売する『ランサー・エボリューションX』に搭載する。
今回新たに開発したS-AWCは、従来の『ランサー・エボリューション』シリーズに搭載していた「ACD」アクティブ・センター・ディファレンシャル、「AYC」アクティブ・ヨー・コントロール、「スポーツABS」に、「アクティブスタビリティコントロール」を新たに加え、これらを統合制御することで、4輪の駆動力、制動力をそれぞれ独立してコントロールするシステムだ。
さらに、エンジントルク情報、ブレーキ圧センサー、ヨーレイトフィードバック制御の採用により、様々な走行状況で、ドライバーの操作に忠実な車両挙動を実現でき、「誰もが安心してスポーティドライビングを楽しめる」ことを狙った。