【Fニッポン第5戦】決勝…本山がノンストップ、松田が抜け出す

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フォーミュラ・ニッポンの2007年第5戦は、7月7、8日に、三重県鈴鹿サーキットにて開催された。Arabian Oasis TEAM IMPULの本山哲(19号車)が優勝。総合ランキングは、mobilecast TEAM IMPULの松田次生(2号車)が4位に入って得点を伸ばし、2位に10点差をつけ、頭ひとつ抜け出した形だ。

ウェットコンディションの難しい予選を制した松田。決勝でも今季3回目となるポールからのスタートを決め、トップを行く。松田の優勝を阻むべく、僚友ブノワ・トレルイエ(1号車)や本山が後を追うが、ペースを上げられず、逆に徐々に沈んでいってしまう。反対に次々と前走車をかわし、松田へと迫り出したのが、予選7位からスタートのDHG TOM'Sのアンドレ・ロッテラー(36号車)だった。

しかし、20周目に大アクシデントが発生。トレルイエのマシンが他車との接触で、バックストレート中程で大破してしまったのだ。エンジンとモノコックが分離してしまうほどの衝撃で、レースは赤旗中断。トレルイエの様態が心配されたが、幸いなことに無傷だった。

その後、セーフティーカーランからレースが再開されると、ノンストップ作戦を選択した本山が4位につける。1位の松田以下、前走の3人はすべて給油の必要があったため、労せず本山はトップを手にし、レース残り半分を走りきってトップチェッカーとなった。

次の第6戦は、8月最後の土日、25、26日に開催だ。今年2回目となる富士スピードウェイで、全車最低1回はピットストップを行なう必要のある300kmのロングバトルが繰り広げられる。

《デイビー日高》

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