【新聞ウォッチ】出井 ソニー前会長、中国のネット検索最大手の社外取締役に

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2007年6月28日付

●ガソリン卸価格値上げを発表 石油元売り各社(読売・10面)

●日産、インドで3000ドル低価格車検討(読売・10面)

●東京大気汚染訴訟、都が和解案受諾、全面和解確実に(読売・38面)

●トヨタの「プリンス」デビュー 豊田章男副社長、国内巻き返しへ試練(朝日・13面)

●イラン、ガソリン割り当て制開始 若者らスタンドを襲撃(毎日・9面)

●新日鉄、持ち合い拡大、松下やJRと、ミタルの買収攻勢警戒(毎日・10面)

●日本市場に「百度」の熱い視線、中国ネット検索最大手、前ソニー会長を取締役に任命(毎日・11面)

●トヨタ、露で銀行免許(毎日・11面)

●パトライト、創業家が反対 社長再任否決(産経・10面)

●子供も快適ドライブ、トヨタ「ヴォクシー」「ノア」全面改良(産経・11面)

●販売店の資産売却、三菱ふそう、ファンドに1500億円(日経・1面)

●自動車列島・クルマづくりの新・地政学:トヨタ城下町「知の集積地」半導体産業も呼び込む(日経・11面)

●事業展開を考慮 松下と関係強化、株持ち合いで渡辺社長(日経・11面)

ひとくちコメント

中国のインターネット検索最大手、「百度」がソニー前会長兼CEOの出井伸之氏を社外取締役に迎えたという。27日付の一部夕刊で報じたほか、きょうの毎日なども取り上げている。

百度は、中国市場ではグーグルやヤフーを超える最大手の検索エンジンで、今年3月から日本語版の検索サービスを開始している。

出井氏の招聘は「豊富な企業経営の経験」(百度)や人脈を生かして日本市場での事業拡大を図る狙いとみられる。出井氏は、ソニーのCEO退任後、米GMなどの社外取締役を務めているが、「日本の著名企業の経営幹部経験者が中国企業の経営に参画した例はほとんどない」(毎日)。

21日付でソニーの最高顧問を退任、日本経団連副会長のポストも退いた出井氏は69歳。もう一輪の花を中国企業で咲かせたいとする意欲は素晴らしいが、それだけのパワーが残っているならば、古巣のソニー再建のために最後まで燃え尽きて欲しかったものである。

《福田俊之》

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