1 | コックピットはクルーザーのデッキトップ! |
シトロエンの新型コンパクトミニバン、『C4ピカソ』が日本でも発売される。『クサラピカソ』より一回り大きくなった7人乗り。クサラピカソは継続生産されているので、後継モデルではなく新規モデルということになる。
また、欧州仕様のC4ピカソは5シーターであり、日本向けのC4ピカソは、欧州で「グランC4ピカソ」のネーミングで販売されている仕様だ。日本仕様C4ピカソのボディサイズは全長4590mm、全幅1830mm、全高1685mm(ルーフバー付標準装備)、エンジンは2.0リットルで4速オートマチックと、6速セミオートマチックとが選択できる。
モノフォルムのシルエットは無難な感じで、外観では、シトロエンの新しい顔「ダブルシェブロン」とテールランプの凝ったグラフィックスが、わずかにシトロエンであることを主張している。シトロエンらしさは、乗ってからのお楽しみということらしい。
インテリアは、『C4』と同じユニークなセンター固定式ステアリングホイール、加えて計器類をセンターにレイアウトしたダッシュボード、そして瀟洒なシートなど、おシャレな客間の雰囲気。
注目すべきは、「ビジオスペース」と呼ばれるコックピットだ。ルーフまで回り込んだフロントウインドーからの視界の広さには驚かされる。広大なダッシュボードアッパーや極細のピラー類とあいまって、クルーザーのデッキトップのような開放感が味わえる。
ミニバンの概念を広げたインテリアには喝采! たまにはフランス生まれのミニバンもいかが?