【D視点】たまにはフランス生まれもいかが…シトロエン C4 ピカソ

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ミニバンの元祖は日本??

ヨーロッパでは、都市の車の平均速度が高いだけではなく、山間部の細い屈曲路などにおいても、年配のご婦人がマニュアルトランスミッション車をヒール&トウで難なくこなしている姿も珍しくない。

運転上手なヨーロッパの人は、アメリカ車や日本車で普及しているパワーウィンドウやオートマチックトランスミッションなどの安楽装置を嫌う傾向があったが、今や普通の装備となりつつある。

前方投影断面積が大きく、重心も高く、重いミニバンについても、彼らのクルマ観からすると認め難いはずだが、最近は関心を示し始めている。

2001年にデビューし、スペインのビゴで生産されているクサラピカソは、それまでの概念を越えた画期的なクルマとして、「ピカソ」の名前を付けたといわれる。トールタイプで室内空間が広く、ミニバン的な要素を持った、シトロエン初のクルマだ。

クサラピカソを受けて、C4ピカソが本格的なミニバンとして登場したわけだが、ミニバンを彼ら自身のものとして消化しきれておらず、どこか日本車を感じてしまう。彼ららしいオリジナリティが出るには熟成期間が必要だ。彼らのクルマ観の揺らぎから、新しい発想が生まれてくる可能性に期待する。

ちなみに、ピカソのネームはピカソ財団から正式に認められたもので、ロゴもパブロ・ピカソのサインと同じとのことなので、絵のサインと見比べてみよう。

D視点:デザインの視点
筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)---デザインジャーナリスト。元日産自動車。「ケンメリ」、「ジャパン」など『スカイライン』のデザインや、社会現象となった『Be-1』のプロデュースを担当した。

《松井孝晏》

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